2009年埼玉県特別機動援助隊合同訓練

2009年2月4日
権現堂公園1号公園(栗橋町大字小右衛門)

上田・埼玉県知事が訓練開始を宣言

栗橋町内の国道で、局所的な豪雨の中、トラックが信号を無視して交差点へ進入したため、青信号で進行中のバスと衝突、豪雨のため視界が悪く事故の発見が遅れた後続のバス及び乗用車が次々と衝突し、傷病者が多数発生した。

埼玉県特別機動援助隊(機動救助隊、防災航空隊及び埼玉DMAT)及び地元消防本部、約180人が参加

訓練を見学する幼稚園児

現場に、管轄の久喜地区消防組合の機動救助隊が到着

事故の状況など情報を収集

多重事故のため、埼玉県特別機動援助隊や他消防本部に応援出場を要請

埼玉県防災航空隊(埼玉県防災航空センター)が上空から情報収集

救助活動を開始

機敏な救助活動が続く

埼玉県特別機動援助隊、愛称埼玉SMART(さいたまスマート)とは、機動救助隊、埼玉県防災航空隊、埼玉DMATの3隊からなる。

参加した機動救助隊は、さいたま市消防局、川口市消防本部、川越地区消防局、所沢市消防本部、熊谷市消防本部、春日部市消防本部、久喜地区消防組合消防本部

SMARTとは、特別機動援助隊の英語名である‘Special Mobile Assistance Rescue Team’の頭文字(S-M-A-R-T)を取ったもの。

埼玉SMART(さいたまスマート)のほか訓練に参加した地元消防本部は、埼玉県第4ブロックの13消防本部

春日部市、加須地区消防組合、越谷市、羽生市、草加市、蓮田市、三郷市、久喜地区消防組合、八潮市、幸手市、吉川松伏消防組合、白岡町、杉戸町の各消防本部

埼玉SMARTを構成する一つ、埼玉DMAT(さいたまディーマット)とは、重篤な救急患者の救命率の向上や後遺症の軽減を図るため、大規模災害発生時の急性期に被災現場に出動し救命活動を行う県の災害派遣医療チームのこと    

DMATは、災害派遣医療チームの英語名である‘Disaster Medical Assistance Team’ の頭文字(D-M-A-T)を取ったもの

参加した埼玉DMATは、川口市立医療センター、埼玉医科大学総合医療センター、獨協医科大学越谷病院、さいたま赤十字病院、深谷赤十字病院、防衛医科大学校病院、自治医科大学附属さいたま医療センター

多重事故救出救護訓練が続く

訓練を見守る上田知事

救急搬送のため埼玉県防災航空隊(埼玉県防災航空センター) が活躍

まず、救助隊員が降下

搬送者を確保

ヘリの風に目を細めながら活動を見守る上田知事

残った救助隊員を収容

埼玉県防災航空隊の訓練に見学者の拍手が沸く

地上ではなお救助訓練が続く

各地の機動救助隊が活躍していた

情報収集・情報伝達訓練、受援対応・応援出場訓練

傷病者の搬送活動も

訓練が一段落したところで、上田知事が見学の幼稚園児席へ

「消防士になりたいかな?」と気軽に声をかける上田知事

園児席の近くを埼玉県防災航空隊ヘリが通過、園児たちの目が釘付けになる

幼稚園児の「ありがとう」の声に手を振って応える上田知事

ヘリが着陸して見学可能に。隊員と記念撮影する人が多い。

会場では閉会式が・・

埼玉県特別機動援助隊合同訓練は成果を残して無事終了した